鳴尾ゴルフ倶楽部 練習場周辺 石積み 修景

鳴尾ゴルフ倶楽部はメンバーの要望により、打球練習場の打席を鉄骨2階建てに新装する事となり、2011年夏にその工事は行われた。

クラブハウスの前に小さなパッティンググリーンがあり、その右下に15打席ほどのドライビングレンジがあったのだが、練習熱心なメンバーにとってそこは少し手狭であったのではないだろうか。

 

パッティンググリーンと1階レベルとの高低差は3m程である。古い石垣がそこに在ったが、それは1.5m程であった。その上は急斜面でパッティンググリーンになる。パッティンググリーンの外周に余裕が無かった為、人の行き来にもメンテナンス作業の上でも何より、芝の為にももう少しの余裕のあるスペースが欲しいところであった。そこで、旧石垣の上にさらに石を積み垂直方向にさらに2m程上げる事を提案させてもらった。

 

石塀の様にもしたくなかったので、崩れ積みをして、石と石の間に植栽スペースを設けながら組み上げていった。作業スペースがわずかであった為、石のサイズもミニユンボでつる事が可能なサイズしか使う事はできなかった。

 

植栽については、ハウスからの目隠しとして、ソヨゴの株立ちを6本平地部分に植え、石の間にはサツキツツジ・ミヤマビャクシン・ヒメツルソバ・ハツユキカヅラ・ヤブコウジ フッキソウ 等を植え付け、その他、ヒラドツツジ・ユキヤナギ・センリョウなども配した。

崩れ積みについて

崩れ落ちてきそうで、落ちないように積むことが寛容である。

つまり、それぞれの石の自重と土圧を現地盤の支持力や2石以上の石の噛ませを利用しこれ以上動く余地がないような安定を持たせることが必要となる。

それは、重力方向に掛かるモーメントの方向を整えてゆく事で安定してゆく。

据えた後、相互の石がじりじりと落ち込んでゆく事は、よりかみ合わせが強固な具合になっている事を示す。一石が下の2石にかみ合い、その2石がそれぞれとなりの2石にかみ合ってゆく。つまり、1つの石の負担を6石で持ち合うということになる。それらの接点が、滑りようもないことを確認しておかなければならない。それらは、点であったり、多少の面を持っていたりする。そして、相対的にそれぞれの石の持つ角度は『人』と『入』の文字の姿を交互に見せるように積み込むと比較的容易に積めるものとなる。

 

 

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